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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第10章 愛縁
「あうっ、ぁ、あぁっ」






 殊に辛かったのは、敏感になりすぎた乳首に触れられるときだった。胸に触れられる度に感じた熱は全身に拡散し、ずっと下の方、秘められた狭間へと溜まってゆく。それが何を意味するのか、賢には判らないけれど、その次第に溜まってゆく熱は賢の身体の芯を疼かせ、どうしようもないほどの飢餓感をもたらすのだ。 
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