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サイドストーリー8
第16章 横浜ホールディング
「この前のバレンタインだって総務の新人の子が居酒屋でこっそりあげてました」
「あら」
「社食はいつもコイツの周りは女の子なんですよ」
「そうなの?」
「海外の新人で森川のサブになった女の子が可愛いんですけどね」
「うん」
「どうも森川に気があるみたいなんですよね~」
「そんな事ねーよ!」
「そういえば・・・・加藤君、彼女の上野さん。会社で受けたセミナーの後にバーで会って惚れたのよね?」
「・・・・はい?」
「その後に横浜ホールディングが合併の時のプレスリリース等のイメージ戦略を上野さんの会社にお願いするように常務に推薦したのは私よ?」
「え・・・・」
「もちろん初期の窓口は私。先方の担当者を上野さんに指名したのも私よ」
「・・・・」
「確か、それがきっかけで付き合いだしたのよねぇ?」
「・・・・」
「金子君」
「は、い」
「山梨研究所の三田所長はお元気?」
「は、い。元気です」
「そう。私、彼とは同期なんだけどね?」
「・・・・」
「彼、若いのに所長でしょう?」
「そうですね」
「彼が所長になる時にほんの少しだけ貸しがあるの」
「・・・・」
「そのために、三田君がこっちに出てくるといまだにランチに誘ってくれるんだけど」
「・・・・」
「金子君、今度新しい研究プロジェクトのチーフに立候補してるんですって?」
「はい」
「あのプロジェクトのチーフが出来たら業界でも名前が上がるわね~」
「そうです、ね」
「決定権限は・・・確か所長の三田くんよね?」
「そうです」
「ふふふ。頑張ってね」
「・・・・」
「あら」
「社食はいつもコイツの周りは女の子なんですよ」
「そうなの?」
「海外の新人で森川のサブになった女の子が可愛いんですけどね」
「うん」
「どうも森川に気があるみたいなんですよね~」
「そんな事ねーよ!」
「そういえば・・・・加藤君、彼女の上野さん。会社で受けたセミナーの後にバーで会って惚れたのよね?」
「・・・・はい?」
「その後に横浜ホールディングが合併の時のプレスリリース等のイメージ戦略を上野さんの会社にお願いするように常務に推薦したのは私よ?」
「え・・・・」
「もちろん初期の窓口は私。先方の担当者を上野さんに指名したのも私よ」
「・・・・」
「確か、それがきっかけで付き合いだしたのよねぇ?」
「・・・・」
「金子君」
「は、い」
「山梨研究所の三田所長はお元気?」
「は、い。元気です」
「そう。私、彼とは同期なんだけどね?」
「・・・・」
「彼、若いのに所長でしょう?」
「そうですね」
「彼が所長になる時にほんの少しだけ貸しがあるの」
「・・・・」
「そのために、三田君がこっちに出てくるといまだにランチに誘ってくれるんだけど」
「・・・・」
「金子君、今度新しい研究プロジェクトのチーフに立候補してるんですって?」
「はい」
「あのプロジェクトのチーフが出来たら業界でも名前が上がるわね~」
「そうです、ね」
「決定権限は・・・確か所長の三田くんよね?」
「そうです」
「ふふふ。頑張ってね」
「・・・・」