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サイドストーリー8
第22章 花の咲くころ
区役所に行ってもらって来た婚姻届にサインをする前に
花がメモ帳に新たな自分の氏名を書いていた。
「楠花。楠 花」
そこで少し、う~ん・・・と考えて
「ねぇ駿ちゃん。楠 花って変じゃない?」
なんていう。
え?いまさら何言ってんだよ!
「いや。凄く合ってる。
生まれた時から俺のお嫁さんになるのが決まっていたかのようにピッタリ!」
「そう?」
「うん。もう楠花以外の名前はしっくりこない!」
「そう?永坂花って気に入ってたんだけどな」
「え!変えたくないの?」
「ん~。そこまで強い思いはないけど」
「名字を変えるのがイヤなら、俺が永坂になる?」
「えっ!」
「そんなことほんとに小さいことだから!名字なんかどーでもいいから」
「でも駿ちゃん、お仕事とか困るんじゃない?」
「んなもん、どーにでもなる」
花がメモ帳に新たな自分の氏名を書いていた。
「楠花。楠 花」
そこで少し、う~ん・・・と考えて
「ねぇ駿ちゃん。楠 花って変じゃない?」
なんていう。
え?いまさら何言ってんだよ!
「いや。凄く合ってる。
生まれた時から俺のお嫁さんになるのが決まっていたかのようにピッタリ!」
「そう?」
「うん。もう楠花以外の名前はしっくりこない!」
「そう?永坂花って気に入ってたんだけどな」
「え!変えたくないの?」
「ん~。そこまで強い思いはないけど」
「名字を変えるのがイヤなら、俺が永坂になる?」
「えっ!」
「そんなことほんとに小さいことだから!名字なんかどーでもいいから」
「でも駿ちゃん、お仕事とか困るんじゃない?」
「んなもん、どーにでもなる」