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快楽の果てにあるもの
第11章 奇妙な関係

その夜、店に彼は呼び出された。

車で迎えに行き、全てバレた事を話した。

「ご主人様、ごめんなさい。私…、ご主人様に迷惑かけるかも。」

『ん?、迷惑じゃないよ。大丈夫、旦那さん怒ってるの?』

「んー、怒ってるって言うかそうとも違う様な。」

『ま、ちゃんと話するよ。』

彼は余裕の笑を浮かべ、店の中に入った。

『『お前、少し外しておけ。』』

旦那がボソッと言った。

「何で?何をするの?変な事はやめてよね!」

『『何も心配するような事はしない。男同士で話したいだけだ。』』

『大丈夫や。ちょっと外して。』

彼はニコッと微笑んで頷いた。
私は近くのドラッグストアまで買い物に出た。
何を話すのだろ、殴らないかな、どうしよう…。
不安で買い物にもならなかった。
1時間経っただろうか、電話がなった。

『『戻っていいぞ、お客様も入った。』』

「わかった。」

急いで店に戻りドアを開ける。

「いらっしゃいませ、すみません。買い物行ってました…。」

カウンターの端に座るお客様に挨拶をし、中に入った。
ボックスでは、旦那と彼が仲良さげはなしてる…。
何?二人とも私を見てニヤけてる。

奇妙な光景だった。
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