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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第1章 愁いの日々

それでも、圭輔は母を棄てずに、ずっと夫婦として暮らしてきた。圭輔ほどのルックスと人柄ならば、華やかな水商売の世界で常に誘惑はあったろう。家庭持ちとはいえ、大学を止めてキャバクラで正式にバーテンダーとして働き始めた時、圭輔はまだ二十一歳だったのだから。
彼の周囲には母よりも若くて、しかも気性も優しい娘がごまんといたはずだ。なのに、結婚以来来、圭輔が浮気したという話は聞かない。自分は若くてイケメンと見れば、色目を使う癖に、母は若い夫が他の女を見ることさえ許さなかった。
彼の周囲には母よりも若くて、しかも気性も優しい娘がごまんといたはずだ。なのに、結婚以来来、圭輔が浮気したという話は聞かない。自分は若くてイケメンと見れば、色目を使う癖に、母は若い夫が他の女を見ることさえ許さなかった。

