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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第2章 涙の理由(わけ)
 ひと昔ならともかく、最近は女性側から告白するのもありなのは知っている。尚吾は見かけによらず古風な男だと早苗は信じ切っている。だから、このプロポーズが吉と出るかどうかまでは判らないが、少なくとも付き合って一年、そろそろ結婚の話を出しても良い頃合いなのではないか。







 以前、彼は雑談の合間に早苗の料理の腕を褒めたことがあった。
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