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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第2章 涙の理由(わけ)
 マンションから出ると、ゴミ収拾場が眼に付いた。早苗は手にしていた紙袋を無造作にゴミ捨て場に放り投げた。


 後は見もせず、ひたすら歩道を歩く。運良く後方から走ってきた個人営業のタクシーを捉まえ、早苗は乗り込んだ。





 行く先だけを告げ、後部座席のシートに力なくもたれる。涙が後から後から溢れ落ちては頬をつたい落ちた。
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