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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第2章 涙の理由(わけ)
「畜生、人の娘を傷物にしやがって」


 圭輔が激高して、立ち上がった。


「ただじゃ済まさねえ」




 三間しかない部屋と申し訳程度の台所の狭い我が家だが、トイレと小さな風呂がついているだけ、まだマシだ。この部屋は元々、早苗の実父と母が新婚時代から暮らしていたもので、そこに圭輔が再婚時に引っ越してきたのである。
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