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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第3章 偶然という名の必然
 進行方向に向かって右側が窓、左側に鉄製のドアが幾つか並んでいる。その中の一つに〝有限会社 フローラ〟と印刷されたプレートが掲げられていた。どうやら、ここらしい。


 ドア脇にインターフォンらしいものがあるので押せば、すぐに応答があった。


「今日、お約束している津森です」




「あ、ご苦労さまです」
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