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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第1章 愁いの日々
「この間のように、人数分、足りなかったなんてことのないようにね」


「―申し訳ありませんでした」



 祥子に頭を下げる。顔を上げたそのときには、既に上司の姿は消えていた。



―三村の局は足音を立てずに歩く。



 というのは、リンデンバーグ社の有名な話である。
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