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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第3章 偶然という名の必然
 息子が立派に成人した今、長年、社長職にあったとはいえ、義弟にその座を渡す気にはなれないだろう。



「お母さまの気持ちは、私には判るような気がする」




 早苗はポツリと言い、かすかに身をよじった。彼が自由にしてくれたので、半身を起こす。今度は早苗が彼を見降ろす形になる。
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