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臆病なシンデレラ~アラサー女子。私の彼氏は17歳~
第4章 アンバランスな恋と義父の手紙
十一月の第三日曜日に共に過ごしてからというもの、祐とは逢っていないし、連絡も取り合っていない。幾ら告白めいたことを言われたといっても、相手は高校生なのだ。雰囲気に流されて告白したものの、今になって後悔している可能性は大ありだ。
祐のあのときの表情は、どこまでも真剣だった。あの言葉にも嘘はないと思いたいが、アラサー女が十八歳の男の子に一度好きだと言われただけで、良い気になれるはずもない。