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この前、人を拾いました
第28章 ③―8 そしてまたまた二人。
「んん………はわぁぁ」



眠い目をこすりながら、カーテンをみると、隙間から朝日が差し込む。



朝か……




「おはよ…」



横で寝返りをうちながらレイがあいさつをする。



「うん…おはよ。」




じっとその顔をみながら、昨日のことを思い出して一人ニヤニヤとする。



そして何の気なしに時計をみると、9時を指しいたので思わず飛び起きた。



「はっ!9時……!?」



………あ、いやいや




「今日はやすみか…」




一瞬ヒヤッとしたあと、また私は布団を被った。



サワサワとレイの腕が私を探して抱き締める。




幸せ…とか思っちゃったり。





昨日は本当に色々ありすぎた。




そういや、白石社長大丈夫かな…?




腰を抜かしたまぬけな様子がまた再び脳裏に浮かぶ。





『西園寺 礼二です』っていったときのレイ、めっちゃかっこよかったなぁ……





「フフフ」



「なに笑ってるんだ!変人が!」





ちょっと、待って。


マジであんただけには言われたくないから…。



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