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この前、人を拾いました
第3章 ①―2 作るがいい!
「じゃあ、行ってくるよ。」
そして私はポールにかかった手提げを掴んだ。
「あーちょっとまて!そんなに焦るな!」
レイはそういうと何やら慌ててレイの部屋となっている私の物置部屋へ行った。
ん?
なんかあんのかな?
「よし!行こう!」
若干身なりを整えたレイが部屋から出てきた。
「ん?レイもいくの?」
そう私が聞いている最中にはもうレイは靴を履いている。
「当たり前だ!!
あきちゃんといたいからな!」
「っ……ふ、ふーん」
私はドキドキする気持ちを抑えて軽く返事をして靴を履くと、レイは私の手を握ってぐいぐいと進んでいった。