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この前、人を拾いました
第41章 ⑤―1 甘い休日…?
こ、こわい……
「開けろっての!蹴破るぞ!」
ひぃっ!
「わ、わかったら静かにして!」
私はあまりのうるささと蹴破られるかもしれない恐怖に耐えきれず、渋々ドアをゆっくり開いた。
少しだけ開けてためらっていると、急にドアが大きく開かれる。
「ぎゃ!」
「みきぃぃい!!会いたかったぞぉおお」
そういうと、そいつは私を勢いよく抱き締めた。
「うぐっ」
背が高いせいもあって首が苦しい…
「ん?なんだ、お前!休みだからってノーブラはないだろ!」
ギクッ…
やばい、ブラつけんの忘れてた…
「いや……あの、これは…っ」
どう説明しようかと困っていたそのとき、
「になちゃんからはなれろぉぉおおおお!」
と背後から叫び声が聞こえたかと思うと、上半身裸のレイが飛んできて、やつを吹き飛ばした。
「うごぉっ」
ドアにぶつかりしりもちをついているやつを見ながら、私はカタカタと震えていた。
こ れ は や ば い ☆
「何だよこの男!!」
「お前こそだれだあぁああ!!」
レイはそう言って私を片腕で抱き寄せ奴をにらんだ。
「れ、レイ、この人は…」