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この前、人を拾いました
第77章 ⑧ー8 新たに二人…
「ん?なに?」
なに?っじゃねぇよ!!!
「なんで1人で勝手にこんな色々決めちゃうわけ!?!?」
一応あのアパートにだって思い出はあったのに…。
こんなに簡単にこいつに何もかも決められて、腹が立たない訳が無い。
「……はるちゃんが…喜んでくれるかなと思って…」
少し、ガッカリしたような目をしてレイが床に座った。
そして、大の字になって、目を瞑る。
本当に、この人は自由人かっ…
「この家…やだ?」
「…………いやじゃ…ないけど…っ」
そういいながら、頭の中で、あのアパートでのレイとの一年が駆け巡った。
叫んで、
怒って、
笑って、
泣いて………
いっぱいいっぱい…担がれた…
あれ、なんか、いやなこと思い出してる。