パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第84章 ⑨—６ 甘いささやきにはご注意を

「僕と、僕と結婚しましょう」




はあ…


なんて分かりやすい日本語なんだろう……





「……あ……っ…と……」




身体を離した総一さんは、さっきも自分で言っていた通り、真剣だ。


今までだって、強引に迫ってきたことはあったけど、ここまでの本気モードは初めてだ。





この完璧な男性と


あの訳の分からない生き物。




迷う女がこの世にいるだろうか……。


ふっつーーに考えれば、絶対に総一さんにしておいた方が良いことは明らかだ。


なのに、『はい』というその二文字が発せない私って……本当に




バカ。