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この前、人を拾いました
第10章 ①―9 そして二人。


「ああもういいから!じゃあね!」




そういって私はレイを振り切ってもレイは平然としている。





「キスを忘れているぞ!キス!」




レイはそういって私にちゅっとキスをした。



まだ、



レイが何者なのか



年はいくつなのか



っていうか




本名が何かすら分からない。





「いってきま〜す」





奇妙な私たちの関係





でもゆっくりしればいい。





だってレイはレイだし。





そう───




変わったこと、それは


私がレイを信じていることだ。





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