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この前、人を拾いました
第88章 ⑩—1 突然ですが、みなさん聞いて下さいっ…!
───────────…
『えっ……!?!? それ本当!?!?!?』
あまりの大きな声に、思わず私はスマホを自分から遠ざける。
『ちょっとみきちゃん!?!?!』
「はっ…はいっ……」
『検査薬とかした訳なの!?!?!? てかそれ本当!?!?!?』
「ゆっ、百合子先輩っ…声が大きいです…」
私の言葉に、百合子先輩は興奮冷めやらぬ様子で、だって…!!!と続けた。
パニックなのは私も同じだ。
いてもたってもいられず、会社の先輩である百合子先輩(皆さん、覚えていますか…?汗)に、病院の外で電話しているのだ。