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この前、人を拾いました
第2章 ①―1 拾うがいい!
「ないものはない!
すっからかん!
真っ白だ!
ハハハハハ!」
はっ…腹立つ……!
「何を根拠にそうおっしゃっているのか分かりませんが、、あなたを拾うことは出来ません。失礼します。」
『拾うことは出来ません』なんて、どんだけシュールなこと言ってんのよ、私…。
馬鹿らしいと思いながら、その人の手を払おうとしたが、意外にも力が強くて払えない。
ななななんなのっ!?
その美しいイケメンは、
私の目をじぃっと見つめる。
「ちょっ…」
「出来るさ!
ほらそこの服をおいている部屋、
使ってないんだろう?
生活感がない!
ハハハハハ
そこでいい!
ね!」
え…………