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ヒメの秘めゴト
第2章 初体験
両親が厳しかったせいか、性的なことはほとんどわかっていませんでしたので、足の間に腿を挟み込まれたりしても、支えてくれてるのかな?ぐらいにしか当時の私には認識できていませんでした。
それでも、時折グッと押し付けられたりする腿の感触が、よくわからないけどキモチイイ…と思っていました。
普段、電車に乗っている時間はだいたい15分程度なのもあり、腿を押し付けて擦るように動かされるくらいしか進展がなかったのですが、ある日、直前を走る電車に故障が生じ、私達の乗っている電車が立ち往生を余儀なくされる時があり、急展開を迎えます。
今でいうところの壁ドン状態+腿を挟みこんだ態勢でしたが、その手が下に下がると半袖のカーディガンの内側、ブラトップTシャツの裾を軽く捲り上げ侵入ってきました。
胸を捏ねるように揉まれ、知らない間に硬くなっていた乳首を擦られた瞬間、電流が走るような刺激に襲われ、私は身体をびくっとさせてしまいました。
それが呼び水になったのでしょう、デニムのタイトスカートの裾を持ち上げるように手が入ってきて、手のひら全体で包むように上下に擦り上げてきます。
息も乱れ、力が抜けてしまっていたので、腰を支えるようにぎゅっとされ、胸元に顔を埋める格好になっていたと思います。
頭の中がボーッとしているのが、暑さなのかなんなのか分からなくて、そうしているうちに指が下着の中に侵入ってきて、ぬるぬるしたものを掬うような動きから、ある一点に指が当たりました。
今まで感じたことの無い、痺れるような刺激、指が動く度にビリビリと電流が走り、目の前の彼のシャツを握りしめてしまいました。どんどん頭の中が真っ白になって崩れ落ちてしまった気がするのですが、腰で支えられていたのかもしれません。
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