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愛されたいから…
第3章 イルマと南郷と律子

俺の頼みはいつも頑張って聞いてくれようとするリッちゃんは大きなため息をついて
『恋愛で脱がされるのなら嬉しいけど…、仕事で脱がされるって、私って不幸な女な気がして来る。』
と諦めモードになって嘆いていた。
なんだかんだ言っていてもそうやってリッちゃんは俺の頼みを引き受けてくれるのだ。
『衣装はどうすんの?ミニスカートにタンクトップ、ブラはストラップ無しだよね?』
『ストラップ?』
『肩紐の事だよ。ペンで引っ張った程度でポロリするなら肩紐が無いブラじゃないと絶対に無理だよ。』
と俺の知らない女の子の知識までリッちゃんは何かと教えてくれる。俺はリッちゃんにクレジットカードを渡してから
『リッちゃんに全部任せるから必要と思うもの買って来てよ。領収書だけ忘れずにな。』
と言ってやる。リッちゃんはニンマリとしてから俺に
『私の報酬分も買っていい?』
と言って来やがる。
『報酬は5万までだぞ。』
『前回より少ない!』
『前回のモデルは3日分だった。今回のモデルは1時間もかかりません。』
『イッちゃん、社会人になってケチになったぁ…。』
そんな事をグダグダ言いながらもリッちゃんは俺のカードをひったくるようにしてから俺の仕事部屋を出て行った。
この仕事でこうやって毎回、リッちゃんのモデルが必要だと、そのモデル代だけでこの仕事は赤字になりそうだ。だから俺はちゃっかり者のリッちゃんにため息が出てしまう。
だけど、リッちゃんだからこそ、こんなとんでもない話しをアッサリと引き受けてくれるのが俺には助かるから、結局はまぁいいか…、っとなってしまう。
リッちゃんが買い物に出て行っている間に俺はリッちゃんと一緒に食べる為にと台所で今夜の夕食の用意をしていた。
今はもう夕方前だったし、この時間にやって来るって事はリッちゃんはちゃっかり俺の家で飯を食う予定にしているはずだ。
現在、一応家事手伝いのはずのリッちゃんだが、何故か飯が作れない。昔から不器用で、ちょっと包丁を持っただけで自分の指を切ってしまうリッちゃんは、塩と砂糖の区別もつかず、とんでもない料理しか出来ないお嬢様だった。
『恋愛で脱がされるのなら嬉しいけど…、仕事で脱がされるって、私って不幸な女な気がして来る。』
と諦めモードになって嘆いていた。
なんだかんだ言っていてもそうやってリッちゃんは俺の頼みを引き受けてくれるのだ。
『衣装はどうすんの?ミニスカートにタンクトップ、ブラはストラップ無しだよね?』
『ストラップ?』
『肩紐の事だよ。ペンで引っ張った程度でポロリするなら肩紐が無いブラじゃないと絶対に無理だよ。』
と俺の知らない女の子の知識までリッちゃんは何かと教えてくれる。俺はリッちゃんにクレジットカードを渡してから
『リッちゃんに全部任せるから必要と思うもの買って来てよ。領収書だけ忘れずにな。』
と言ってやる。リッちゃんはニンマリとしてから俺に
『私の報酬分も買っていい?』
と言って来やがる。
『報酬は5万までだぞ。』
『前回より少ない!』
『前回のモデルは3日分だった。今回のモデルは1時間もかかりません。』
『イッちゃん、社会人になってケチになったぁ…。』
そんな事をグダグダ言いながらもリッちゃんは俺のカードをひったくるようにしてから俺の仕事部屋を出て行った。
この仕事でこうやって毎回、リッちゃんのモデルが必要だと、そのモデル代だけでこの仕事は赤字になりそうだ。だから俺はちゃっかり者のリッちゃんにため息が出てしまう。
だけど、リッちゃんだからこそ、こんなとんでもない話しをアッサリと引き受けてくれるのが俺には助かるから、結局はまぁいいか…、っとなってしまう。
リッちゃんが買い物に出て行っている間に俺はリッちゃんと一緒に食べる為にと台所で今夜の夕食の用意をしていた。
今はもう夕方前だったし、この時間にやって来るって事はリッちゃんはちゃっかり俺の家で飯を食う予定にしているはずだ。
現在、一応家事手伝いのはずのリッちゃんだが、何故か飯が作れない。昔から不器用で、ちょっと包丁を持っただけで自分の指を切ってしまうリッちゃんは、塩と砂糖の区別もつかず、とんでもない料理しか出来ないお嬢様だった。

