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八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第6章 千弥と陸
なにかを言いたそうな陸さんの声が僅かには聞こえているけど、今の私は断続的に上下する絶頂で手が一杯なの。
同じイキ放しでも、サイクルのように一際大きい絶頂が身体を襲うこの状態。絶えない快楽など苦しいほど辛く、身体がバラバラになりそうなのに、その中にある性的陶酔を享受してしまう。
「ハ……ア"……ア"アッ!」
駆け回る強い快感、息を吸うのが困難なほど強固な快感に身体は萎縮しているのに、私はこの快楽から逃れる術を知らない。……違う、私が『嫌』と言えば、陸さんは止めてくれると、どこかで理解しているよ、でも私が『嫌』と言わないだけ。責められている間は全てを忘れていられると、心が知ってしまっているせい。
「中をこんなに締め付けて、そこまで僕の指と電マが良いの千弥?」
「……ぃぃ……はぁはぁ……責められるの……犯されるの……が、堪らないっ!」
「指を伝って手までベチャベチャ、かなり濡れ滑るねこれは……」
「…………アッッ!」
ツルッと滑った陸さんの指が、新たな快感を呼ぶ。偶然に触れられた菊の花だけど、その刺激にビクビクと身体を震わせてしまう。
「やぁんっ、お尻ぃ!」
「ん、ここ? こっちもいけるの千弥?」
「それ……ンッンンッッ!」
既に愛液で濡れぼそっている菊の花に、陸さんの指が這う。初めは触れるだけだったけど、指に力を入れられたら、私の菊はすぐに解れて開いてしまうの。
「お尻の経験があるんだ千弥、もう指を飲み込んで中がヒクヒクしてるね」
「あぁぁ……私……」