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先輩と部活
第4章 内緒の時間
あれから10分待った
「先輩…気持ちいい…?」
「うん…上手だね…」
まだ終わりそうにない
先輩とはその10分間一言も話してない
同じ部屋での出来事だから音とかほとんど丸聞こえだし
本当に本当に気まずい
なんでこんなことに…
私たちはオルガンの影に隠れ、此方のほうに近づくことさえしなければ
絶対に見えない位置にいる。教室の隅だし、多分バレることはないだろう、、
ただ、狭い。
体がほぼ密着してて、
呼吸した時の体の動きさえわかるくらいだ
もう恥ずかしすぎて優人さんの顔も見れない
そんなことを考えていたとき、
「やあ!あっ!ああっ!先輩!せんぱあいっ!」
その喘ぎ声と同時に
ぱちゅっぱちゅっと言う音が聞こえる
待って…!ほんとに気まずい…!