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天の川 〜センセ、来年も会えるじゃろか?
第1章 プロローグ
「梨花、久しぶり」
「佳純センセ、会いたかったけん……」
佳純に抱きしめるられると、彼女に引き寄せられた。
梨花の「センセ」という呼び方は、その当時から変わっていなかった。
急いで改札に向かう乗客が梨花たちのほうを見て歩いている。
「ああ、センセ、みんな見とるよお……」
「ううん、気にしない、気にしない」
岡山弁が完全に抜けた大きな声の後、梨花の唇に佳純の柔らかい唇が落ちた。甘い口紅の匂いが近づいた後、ねっとりとした舌先が口腔に這い周る。舌に絡み付くそれに梨花の舌先が答えた。
キスをするのは一年ぶりだ。
(センセは、他に誰かとキスしたんじゃろか?)
「梨花、ただいま……」
「おかえ……りっ……うんっ!」
梨花が「おかえりなさい」を言い終える前に、下唇が滑らかなグミのような唇についばまれた。
少し唇を突き出してみる。頭を引き寄せられ、脂が載った大トロのようなねっとりとした舌先が口腔を探る。
「ん……あっ……おえん(ダメ)って………んぐっ……」
息が苦しい。
ミント系の香りの唾液が広がる。
「ああ……センセ……だから……んっ、ウチ恥ずかしいけん………」
大トロが梨花を追い始める。それから熱い唾液が送り込まれる。
梨花もまた佳純にそれを送り返す。溢れた唾液が喉元を滑るのがこそばゆかった。
「あの……?」
「ん、何かな?」
「センセ、センセのイジワルぅ」
佳純に寄り添い、腕を組んだ。佳純の柔らかい感触のあと、ほんのりと甘いミルクようなの匂いに包まれる。
「佳純センセ、会いたかったけん……」
佳純に抱きしめるられると、彼女に引き寄せられた。
梨花の「センセ」という呼び方は、その当時から変わっていなかった。
急いで改札に向かう乗客が梨花たちのほうを見て歩いている。
「ああ、センセ、みんな見とるよお……」
「ううん、気にしない、気にしない」
岡山弁が完全に抜けた大きな声の後、梨花の唇に佳純の柔らかい唇が落ちた。甘い口紅の匂いが近づいた後、ねっとりとした舌先が口腔に這い周る。舌に絡み付くそれに梨花の舌先が答えた。
キスをするのは一年ぶりだ。
(センセは、他に誰かとキスしたんじゃろか?)
「梨花、ただいま……」
「おかえ……りっ……うんっ!」
梨花が「おかえりなさい」を言い終える前に、下唇が滑らかなグミのような唇についばまれた。
少し唇を突き出してみる。頭を引き寄せられ、脂が載った大トロのようなねっとりとした舌先が口腔を探る。
「ん……あっ……おえん(ダメ)って………んぐっ……」
息が苦しい。
ミント系の香りの唾液が広がる。
「ああ……センセ……だから……んっ、ウチ恥ずかしいけん………」
大トロが梨花を追い始める。それから熱い唾液が送り込まれる。
梨花もまた佳純にそれを送り返す。溢れた唾液が喉元を滑るのがこそばゆかった。
「あの……?」
「ん、何かな?」
「センセ、センセのイジワルぅ」
佳純に寄り添い、腕を組んだ。佳純の柔らかい感触のあと、ほんのりと甘いミルクようなの匂いに包まれる。