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官能な小説①~パパきもちいい~BL編
第2章 パパの離島旅館大作戦~パパ視点~
ここは瀬戸内のある離島に向けて出ているフェリーの甲板の上だ。
秋風が心地良く、瀬戸内海が一望できる特等席といえよう。
ただ、少し肌寒いので甲板に出ている客は私たちしかいないのだけれど。
私の名前は木﨑 弦(ゆずる)。
奏(かなで)のパパです。
この夏の奏の誕生日にやっと結ばれた私たちだけれど、私の仕事が忙しくなかなかお互いに肌を触れ合わす機会が少なかったので、思い切ってこの連休に知り合いの旅館に二人で泊まりに行く計画を立てたんだ。
予定通り仕事を終わらせて、奏を喜ばせてあげられると思うと嬉しく思う。
奏にはまだ話していないけれど、今回の旅行では旅館の離れから一歩も出ず、三日間ずっと奏を離さないでいるつもりなんだ。
喜んでくれるといいなぁ!
奏にもその気になってもらうために、まず下準備が必要かな?