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記憶の彼方に眠る恋
第8章 記憶の彼方に眠る恋

覚悟を決めている紗友莉は、先日受け取ったお守りを拓麻に差し出しながら言った。
「今から言うことよく聞いて、お願い。これからの私たちがどんな関係になるにしても、これからは二人でこのお守りを大切にしていきたい。だから、拓麻が持っててほしいの」
全く紗友莉の意図が分からず、きょとんとした顔をする拓麻。
そこで、紗友莉はもっとはっきり言い切った。
「拓麻にはフィアンセがいるから、こんなことを言うのは本当に申し訳ないんだけど……。それでも、どうしても気持ちだけは知っておいてほしくて。私、拓麻の事が好きなの」
拓麻は大きく目を見開いて固まってしまう。
このリアクションを見て、内心「やっぱり私は恋愛対象として見られてなかったのかも! びっくりされてる」と焦った紗友莉。
沈黙に耐えられず、もはや後に退くこともできず、紗友莉はその場の勢いに任せて言った。
「最後だし……。1回だけでいいから、キスしてもいい?」
言うが早いか、拓麻の返事を待たずに、紗友莉は思い切って熱烈なキスをしていた。
すると―――。
なんと、拓麻のほうから、激しく唇を吸ってきてくれたので、今度は紗友莉が驚かされることに。
拓麻はそのまま、当然のように舌を出し、紗友莉の舌に絡めていく。
この熱烈なキスの後、拓麻が言った。
「ごめんな。今度こそ、全部思い出した」
「今から言うことよく聞いて、お願い。これからの私たちがどんな関係になるにしても、これからは二人でこのお守りを大切にしていきたい。だから、拓麻が持っててほしいの」
全く紗友莉の意図が分からず、きょとんとした顔をする拓麻。
そこで、紗友莉はもっとはっきり言い切った。
「拓麻にはフィアンセがいるから、こんなことを言うのは本当に申し訳ないんだけど……。それでも、どうしても気持ちだけは知っておいてほしくて。私、拓麻の事が好きなの」
拓麻は大きく目を見開いて固まってしまう。
このリアクションを見て、内心「やっぱり私は恋愛対象として見られてなかったのかも! びっくりされてる」と焦った紗友莉。
沈黙に耐えられず、もはや後に退くこともできず、紗友莉はその場の勢いに任せて言った。
「最後だし……。1回だけでいいから、キスしてもいい?」
言うが早いか、拓麻の返事を待たずに、紗友莉は思い切って熱烈なキスをしていた。
すると―――。
なんと、拓麻のほうから、激しく唇を吸ってきてくれたので、今度は紗友莉が驚かされることに。
拓麻はそのまま、当然のように舌を出し、紗友莉の舌に絡めていく。
この熱烈なキスの後、拓麻が言った。
「ごめんな。今度こそ、全部思い出した」

