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記憶の彼方に眠る恋
第5章 活動開始と友人たち
 恐る恐る手を目から遠ざけた学は、その光景を目の当たりにして驚愕した。
 まさか、こんなポーズを美香がとっているとは夢にも思わなかったのだろう。
 しかし、美香から「見てみて」と言われていることもあってか、さすがの学も今度は視線を外そうとはしない。
 生まれて初めて、生で見る女の全てを、学は堪能している様子だった。
 必然的に、彼の股間部分は徐々に大きく膨らんでいく。
 目ざとくその反応に気づいた美香は、内心「もう一押し!」と呟くと、左手を自身の乳首に、右手を秘部にそれぞれ伸ばす。
 それから間もなく、美香は堂々と自慰を開始した。
「あっ……んんぁ……んっ」
 乳首と花唇を指でこすりながら、艶かしい声をあげる美香。
 学はもはや身を乗り出すようにして、美香の様子をじっと見続けている。
 目を見開き、股間を大きく膨らませながら。
 そこで、美香があえぎ声の合間に、学のほうを見つめながら言った。
「学君……セックスしよ……」
 既に興奮状態にあることは明白な学ではあったが、すぐには言葉を発することもなく、逡巡しているような様子を見せる。
 ほんのついさっきまでは、こんな状況になろうとは想像してなかったのだろう。
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