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この前、近くて遠くて、人を拾いました!?
第3章 Party Night! (この拾×近くて遠い)



「ハハハハハハハハっ!その眉間に刻まれたシワを伸ばしてやってるんだぁ!!プチ整形だっ!感謝しろっ!」


「なっ…!ふざけやがって…」



光瑠社長はそう叫ぶとレイの胸ぐらをグッと掴んだ。


あはんっ
イケメンのケンカ、絵になるわぁっ…


じゃないじゃない!!!


こんなみんなが見てるパーティー会場で殴り合いなんて有り得ないからっ…!!!



「おっ、なんだ、たける、やるのか?」



ニコッと笑ったレイの瞳の奥が鋭く光る。


あ………


やばい……


レイ………マジになってる……




「お前の脳ミソは猿以下だな、礼二。何度言えば分かる…俺の名前は……光瑠だっ」


「ハハハハハハっ!!何においても僕に一度も勝ったことがないガキくせに偉そうだなっ!!ハハハハハっ!」


「ふっ、いつまでも俺をガキ扱いしていると痛い目みるぞ」




光瑠社長とレイが同時に振りかぶったその瞬間、



「レイやめなさいっ!」
「光瑠さんやめてっ!」



と私と少女が口を揃えた。


そして
二人の動きが止まったその瞬間、



「礼二、いい加減にしろ──」
「社長、人がみてます──」



今度は、何処からともなく現れた総一さんと関根さんがそれぞれのダメ社長を止めた。



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