この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この前、近くて遠くて、人を拾いました!?
第3章 Party Night! (この拾×近くて遠い)
◆真希◆──────…
足が長いというのは、本当に憎らしいことだ。
「まっ…て……ハァっ…」
ドレスが足に絡まって、中々上手く走れない。
光瑠さんはずんずんと離れていく。
息を切らせた私はやっとのことで光瑠さんが出たバルコニーへとたどり着いた。
声が出ずにただ顔を上げて息を整えていると、光瑠さんは持ってきたシャンパンをどんどん飲み出した。
はぁ…と深いため息が聞こえる。
その寂しそうな背中に私はゆっくり近寄った。
「光瑠さんっ…」
私の声を聞いて、光瑠さんは背を向けたまま微かに耳をぴくりと動かした。
「───近寄るな」
「っ……どうし──」
「わざわざ“大嫌い”な男の元に来る必要はない」
拒否されてショックだったけど、すぐに光瑠さんは拗ねてるだけだと分かってちょっと安心した。
そして夜風を感じながら、ピトッと光瑠さんの背中に貼り付いた。
足が長いというのは、本当に憎らしいことだ。
「まっ…て……ハァっ…」
ドレスが足に絡まって、中々上手く走れない。
光瑠さんはずんずんと離れていく。
息を切らせた私はやっとのことで光瑠さんが出たバルコニーへとたどり着いた。
声が出ずにただ顔を上げて息を整えていると、光瑠さんは持ってきたシャンパンをどんどん飲み出した。
はぁ…と深いため息が聞こえる。
その寂しそうな背中に私はゆっくり近寄った。
「光瑠さんっ…」
私の声を聞いて、光瑠さんは背を向けたまま微かに耳をぴくりと動かした。
「───近寄るな」
「っ……どうし──」
「わざわざ“大嫌い”な男の元に来る必要はない」
拒否されてショックだったけど、すぐに光瑠さんは拗ねてるだけだと分かってちょっと安心した。
そして夜風を感じながら、ピトッと光瑠さんの背中に貼り付いた。