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この前、近くて遠くて、人を拾いました!?
第3章 Party Night! (この拾×近くて遠い)
誤解が解けて光瑠は元来の強引で力強すぎる愛を剥き出しで真希にぶつける。
良かったと思うと共に先ほどの要と礼二のニヤリとした顔が浮かんで腹が立ってきた。
嵌められた───
はじめて光瑠はその事に気が付く。
最近、やたらにたぶらかされているような気がしてならない…
光瑠はそんなことを思いながら、唇を離して真希を抱き締めた。
「腹が立つっ…礼二まで一緒になって嵌めやがってっ…!!」
「……あっ、あの……礼二さんと光瑠さんって……」
「……昔からの知り合いだっ…」
有川家と西園寺家は古くから繋がりがある…
「あぁっ!腹が立つ腹が立つ腹が立つっ!」
ぶつぶつと光瑠は文句を続ける。
総一は光瑠の7つ上、礼二は5つ上で、年下の生意気な光瑠は二人の遊びの対象だったのだ。
「……嫌いなんですか?」
「……総一は兄貴面が気に入らないが別に嫌いではない。だが、礼二は嫌いだ…!あいつは昔から訳が分からないことばかりを言って喚くただのサルだっ!」
光瑠の言葉を聞きながら、真希はクスクス笑った。