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この前、近くて遠くて、人を拾いました!?
第4章 主催者
◆みき◆──────…


痛い痛いと大袈裟にリアクションするレイを冷たく見下ろす。


父親のくせにこんな風にすぐ人前で騒ぐなんて本当に有り得ない。



ったく! あの子達が真似したらどうするのよっ! 



「みきさん…今日チビたちはどうしたんですか?」



総一さん尋ねられてハッと顔を上げる。


代表をお義父様から継いでからさらに色気満載になってて、相変わらず私は毎回お花畑にgoしてしまう。



「兄の…ところに…預けまして…」


「へぇ…西園寺社長お子さんいらっしゃったんですか…」



関根さんが近付いてきてニコリと微笑まれる。



この黒髪コンビ…本当最高っ!!



「きっと…かわいらしいに違いない…」



とろ~り身体が溶けてしまいそうな甘い声…


社交辞令だと分かっててもトクンッと心臓が高鳴る。


最近育児に忙殺されてたから、久しぶりに恋してるって感じの気分だ。



「当たり前だろーー!!!!」



大人な二人に酔いしれていると、「あなた関節は?」と思わず尋ねたくなるくらい変な形で、ぐぅぃんっとレイが起き上がった。




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