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…愛撫からリベンジ・ドエスまで作品の独り言…
第26章 結城というキャラが今の設定でなかったら?
不意に結城の設定を外したらどうなるかという疑問がわいた事で日常をみてみましょう。

✜ ✜ ✜

『奈々美起きて朝飯食べないと遅刻するけど?』
ワイシャツは着ているが全部のボタンを留めていない、着替えの途中でもなくボタンを留めると暑いからという理由かららしい。
髪はドライヤーでセットしている途中らしくブオーという音で喋っている声が聞こえづらい。

『………ん』
ドライヤーの音がうるさい、と目を覚ましたのは結城が遅刻するけど?と言ってきたタイミングと大差ない。
ボサボサの髪に眠そうな顔で一度寝返りをうった後ゆっくりと起き上がりベッドから出る。

『バスローブ暑くない?俺無理』
バスローブ姿をみて1週間に何度か同じような質問をしている彼はクロユニの3000円のサクッと着れる上下わかれている綿とポリエステル生地のパジャマを愛用している。
歯磨きをしながら奈々美の方を振り向きまた同じように聞いてきたのだ。

『スイートタイムの部屋にバスローブあったからあたし着てるの、一般庶民だからあるとつい着てみたいっていうか…結城さんはワイシャツのボタン留めないの?』
椅子に座り目玉焼きをほおばる。

『フロントだから問題ないっしょ、きちんとしてようがしてなくても胸から上しかお客さんみないでしょ』
シャカシャカと歯を磨き泡だらけの口の中、足早に洗面台へ急ぐ。

『確かに上半身しかみないけど…』
奈々美はレタスとハムにマヨネーズをつけ口に運びコンソメスープをひとくち。
ホテルの人がそれでいいのかという疑問で首をかしげたがこうして朝ご飯を作ってもらえているので何も言えないのだ。

30分後奈々美はアサヒコーポレーションに行く為にフロントがある1階に降りてすぐ結城と従業員のチェックアウトの手続きで話している様子が目に留まる。
それは『飲み物等追加なしと、オッケーです』と鍵を受け取っている機械的な一連の動作にみえてしまう。
隣の従業員はボタンを留めネクタイをしているのに結城はTシャツの上にワイシャツを着てるだけ。
スッと立ち後ろのスペースに何かをとりに立った時スラックスは履いているがワイシャツは朝みた時と同じボタンを留めず裾がヒラヒラしている。

『………行ってきます』
奈々美は鍵を従業員の方に渡し出勤する朝の光景だ。

帰宅しソファーに目をやると取り入れた洗濯物が雑にたたまれそれは崩れていた。
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