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ずっと傍に……
第37章 時の流れ…

きっと友也は何も思わず口にしたんだと思う。
だけど、その言葉は志保さんにとってうれしいに違いない。
それは友也が確実に血が繋がっていると分かる事だから。

「…ありがとう…友也くん…ありがとう…」

私の予想通りに、志保さんはうれしくて泣き出してしまった。
自分が泣かせてしまったと思った友也はあたふたとして、私に助けを求めてくる。

「うれしいのよ。血が繋がってると分かっていても、目で見えて確認できてうれしいの。…友也のお酒ののみっぷりは友紀也…お父さんにそっくりだしね」

「…そうなの?」

友也の飲み方を知らない志保さんは泣きながら驚いていた。
志保さんと友紀也。
それぞれの血を引いて似ている所がちゃんとある、血を分けた血縁者。

「ええ。豪快な飲み方は友紀也そっくりですよ。底なしって言うんですか?」

「ふふふっ。お兄ちゃんにそっくりね」

志保さんは大地くんの腕のなかで涙を流しながら嬉しそうに微笑んでいた。
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