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ずっと傍に……
第9章 ふたりの反応…

20時半を過ぎ、友紀也の車で送ってもらうことにした。
仕事終わりで疲れているだろうから電車で帰ると言っても許しては貰えず、半ば強制的に車に乗せられていつもの公園に車は走り出した。
流れる景色を見ながら、少ししかいられなかった事に不満と寂しさを感じた。
「平日は…会う時間が少ないね…」
ボソリと呟けば、友紀也は片手をハンドルから離して頭を撫でてくれる。
「それは…仕方がない事ですよ。…大学生になっても学生の身には変わりはないんで、門限があっても仕方がありません。…ですが週末に泊りで来てください。極力仕事を入れないようにしますから…ですから平日は我慢してください」
そう言われると、はいと言うしかない。
いつも遅くまで学校で仕事をしていた友紀也が、こんなに早く帰ってくることも考えてみれば無理をしてくれているということだった。
大学生と社会人。
生徒と教師の枷が外れても、何かに阻まれているような気がする。
「平日は…やっぱりダメ?」
「ダメとは言いませんが…今日みたいに早く帰って来れるか分かりませんよ。陽葵がいる間に帰って来れる保証もありません。…暗闇の中を1人で帰らせるわけには行きませんから
仕事終わりで疲れているだろうから電車で帰ると言っても許しては貰えず、半ば強制的に車に乗せられていつもの公園に車は走り出した。
流れる景色を見ながら、少ししかいられなかった事に不満と寂しさを感じた。
「平日は…会う時間が少ないね…」
ボソリと呟けば、友紀也は片手をハンドルから離して頭を撫でてくれる。
「それは…仕方がない事ですよ。…大学生になっても学生の身には変わりはないんで、門限があっても仕方がありません。…ですが週末に泊りで来てください。極力仕事を入れないようにしますから…ですから平日は我慢してください」
そう言われると、はいと言うしかない。
いつも遅くまで学校で仕事をしていた友紀也が、こんなに早く帰ってくることも考えてみれば無理をしてくれているということだった。
大学生と社会人。
生徒と教師の枷が外れても、何かに阻まれているような気がする。
「平日は…やっぱりダメ?」
「ダメとは言いませんが…今日みたいに早く帰って来れるか分かりませんよ。陽葵がいる間に帰って来れる保証もありません。…暗闇の中を1人で帰らせるわけには行きませんから

