パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 とつぜんの脅迫

ある朝さくらが研究室でメールのチェックをしていると、
教授の浅井が部屋に入ってきた。

「野々宮さん、急な話なんだが、理事長がぜひ一度君と話しをしてみたいと
おっしゃっているんだ。今日の夜6時に理事長に伺うことになっているんだが・・・
都合はつくだろうか？」　


突然のことにさくらは目をしばたかせて言った。

「先生？！　それはどういうことですか？？理事長がですか？
なにかの間違いとかではなくて？」　


「僕もびっくりしているんだよ。
僕だって理事長とはめったに顔を合わせることはないからね。
おそらく昨年の論文について話されたいのだとは思うけども・・」

と浅井教授も腑に落ちない様子で答えていた。

「とにかく、都合がつきそうなら事務所棟前で5時45分ごろに待ち合わせしよう。
緊張するだろうから、一緒に理事長室まで行くから。」

と浅井教授に言われ

「わかりました。特に予定はないので大丈夫です。
今から緊張しますけど・・・5時45分ですね。事務所棟前に行きます。」

とさくらは答えた。



（急に理事長室に呼ばれるなんて・・なんだか落ち着かないなぁ・・）
いつものように研究室で作業をしながらも、
半ば上の空のさくらであった。