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train perfume
第1章 一駅先の男子高校生



「各駅停車新宿行き、ドアが閉まりまーす。
お荷物お身体お引きください。」



駅員さんの低い声を合図に、電車内は一気におしくらまんじゅう状態になる。


毎朝のことながら、疲れる。



まぁ、そう思っているのは私だけじゃない

この電車に乗ってる人、もっと言えばこの時間に出勤、通学するすべての日本人が毎朝思っているであろうこと。


仕事の資料を見るにも、こんなぎゅうぎゅうの中見れる状況でもないし、イヤホンだってだれかのボタンとかに引っかかりそう。

携帯が見れればラッキーくらいの混雑さ。


社会人三年目にして、仕事よりも通勤に疲れるなんて...



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