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囚われる…
第1章 プロローグ
「力…抜け…。」
「やぁ…。」
なんでこんな事になった?
「可愛い顔してんじゃん?」
背後から顎が掴まれる…。
「止め…て…。」
「下さいは?」
「下さい…。」
「じゃあ、挿れてやる。」
尻から腰に向けて有り得ない激痛がする。
「ぎゃあああ!?」
叫びを上げた口がやたらとデカい手で塞がれた。
「すぐに気持ち良くしてやるよ。」
尻と腰には激痛がする。
なのにそれに反したかように快楽に落ちた反応を見せた股間が熱くなる。
その股間にも男の手が伸びて来て既にヌルヌルに濡れたものが大きな手で包み込まれ愛撫をされる。
「ああ…。」
「お前、本当に可愛いな。」
耳にリップ音を鳴らすキスをされた。
だから…なんでこんな事になったんだろう?
激痛と快感の中で頭が真っ白になるという状況なのに必死になって考える。
考えていないと意識を失いそうだ。
ただ彼が触れる全てが熱かった。
彼の全てを知りたいと望んだのは俺の方だ。
でも…
こんな事を望んだ覚えはなかった…。
「イキそうだな…。」
身体中に染み渡る声でそう言われると力が抜けて激痛が消えていく。
「ああ…、本当に…止めて下さい…。」
「イケよ…。お前がイク顔って可愛いぞ?」
男に何度も可愛いとか言われても嬉しくない。
なのに身体が何故か悦んでいる。
「もう…。」
イクゥ…。
この1時間で3度目の頭を突き抜ける快感…。
たまらない射精感…。
だから…なんで…俺は…。
意識が遠くなった。