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真理恵の奇妙な日常
第1章 episode1
中学を卒業し、真理恵は地元から電車で高校に通い始めた。
真理恵は何の取り柄もなく目立つ事もない、いわゆる普通が似合う女。
特別目立つ事もなければ、きっと平凡な学生生活を送るタイプだろう。
真理恵の内気な性格には訳があった。
未熟児で産まれた真理恵は同級生と比べると身体が小さく、何をするにも身体の小ささがハンディキャップになった。
運動をしても他者に負ける事が多く、運動でも勉強でも主役になれなかった真理恵は、自然と内向的な性格になった。
真理恵が高校に入学して半年がたった頃、授業中突然の腹痛に見舞われた真理恵は保健室に運ばれた。
保健室で目覚めた真理恵。
携帯を見ると午後16時を回っていた。
保健医「あれ早坂さん目覚めた?」
『はぃ…』
「あなた教室でうずくまって動けなくなったのよ」
「少しは楽になった?」
楽になったも何も、真理恵には倒れた記憶もない。
『はぃ、大丈夫です』
若干食いぎみで答えた。
「一人で帰れる?」
『もう大丈夫です』
『すみません、ありがとうございました』
真理恵は足早に保健室をあとにした。
何気無い学校生活の一コマ。
そんな一コマが「性的能力」の目覚めだったとは、真理恵自身も気付いてませんでした。
真理恵は何の取り柄もなく目立つ事もない、いわゆる普通が似合う女。
特別目立つ事もなければ、きっと平凡な学生生活を送るタイプだろう。
真理恵の内気な性格には訳があった。
未熟児で産まれた真理恵は同級生と比べると身体が小さく、何をするにも身体の小ささがハンディキャップになった。
運動をしても他者に負ける事が多く、運動でも勉強でも主役になれなかった真理恵は、自然と内向的な性格になった。
真理恵が高校に入学して半年がたった頃、授業中突然の腹痛に見舞われた真理恵は保健室に運ばれた。
保健室で目覚めた真理恵。
携帯を見ると午後16時を回っていた。
保健医「あれ早坂さん目覚めた?」
『はぃ…』
「あなた教室でうずくまって動けなくなったのよ」
「少しは楽になった?」
楽になったも何も、真理恵には倒れた記憶もない。
『はぃ、大丈夫です』
若干食いぎみで答えた。
「一人で帰れる?」
『もう大丈夫です』
『すみません、ありがとうございました』
真理恵は足早に保健室をあとにした。
何気無い学校生活の一コマ。
そんな一コマが「性的能力」の目覚めだったとは、真理恵自身も気付いてませんでした。