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オネエ様の城
第7章 見たくなかった光景
はぁー出た。女言葉。

身も心も男じゃないと

私の恋愛対象にはならないの。

それでも…前ほど気持ち悪いと思わなかった。

俯いて、梨央は涙が一筋また流れていくのを感じた。

いつも私に冷たい言葉言うくせに

何でいまは優しくすんのよ。…

調子狂うよ、!

あ、痛かった? 髪もつれてる…

涼真の指はが梨央にそっと優しく触れた。



バッ…

「あ、ありがとう!眠くなったし部屋いくわ。」

梨央は涼真の手を振り払い、自分の部屋へと

戻った。
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