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オネエ様の城
第10章 出発
翌朝、涼真が目覚めると梨央はどこにも居なかった。

梨央の使っていたクローゼットや収納棚を見ても

荷物一つ転がって居なかった。

涼真の元に

ようやくメッセージが来たのは5時間後。

ありがとう 出ていきます。

涼真は落胆した。

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