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第17章 兄貴参上

智香は口を尖らせて湊の腕を離さない。


「おいこら！お前湊を困らせるなってーーーーっ！(笑)行くぞ！」


俺は智香を引き離し湊に目配せをした。


すると湊は笑って・・・・。


「後でなーーー(笑)」


市場から出て行った。


「はぁー・・・湊そんなに彼女が大事なのかなーーー・・。」


智香は寂しそうに湊の後姿を見ていた。


「(笑)・・・俺も彼女の事は知ってるけどー・・可愛いし、放っておけねーんだよ(笑)」


最初から・・・・多分あいつ等はこうなる運命だった気がする。

智香はエプロンの中に手を入れて・・・・。


「はぁー・・・。湊・・・・昔は私の事助けてくれたのに・・・・・。」


・・・・・・。


「何かあったらそりゃあいつだって助けるよ(笑)ただー・・・お前も身近に優しい彼氏探せッ！！」


そう言うしかない。


智香は俺と湊にとっては幼馴染・・・・。


それ以上・・・・何もない・・・。