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Forbidden love~大好きになりました
第26章 さようなら、大好きな人。
瑠衣出発当日
「お前―――・・・早く行けって!!!!」
・・・・・・・。
何とか少年院は行かないで済んだ俺。
でも退学になった為・・・・毎日暇である。
龍が俺の足を蹴り飛ばしそう言ったのは朝7時。
瑠衣が乗る飛行機は11時出発・・・。
昨夜・・・・俺の所に一本の電話。
それは美月からだった。
『姉貴が死にそうな顔をして笑わないから最後に抱いてやれ』
なんて馬鹿な電話。
俺は行きたくないと言って龍を行かせた。
瑠衣に会う・・・・・・そんな勇気も出なかった。
さよならと言われるんじゃないかと・・・・・。
龍は昨夜帰宅して直ぐに俺に紙袋を投げつけてきた。
そこには・・・綺麗な色のネクタイと・・・ネクタイピン。
俺が卒業後、OHに入ると言ったからだろう。
「お前マジで殴るぞ?・・・今行かなかったら・・・マジで後悔すっからな!」
・・・・・・。