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離さない
第1章 第一話
「どうした?頬真っ赤じゃん。」


聞かれたので素直に話すと、笑われると思ったのに、何故か抱きしめられた。


「店長。」


「ああ、後、オーナーに連絡する。店じまいだ。」


店のドアの前に閉店のボードを置き、鍵をかけ店内を暗くし事務所に向かった。

俺はドキドキしづつ二人の後を付いて行く形になった。
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