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secret 
第11章 焦り




くそ・・・・。




涼に持っていかれた。




・・・・・・。




そんなの覚悟していた・・・はずだけど。





かなり悔しい。




ハンドルの上に頭を乗せ・・・・マジでここに連れてきたことを後悔した。




いや、・・・・。





マジで後悔したのは・・・・。





10年前・・・・。




祐司との契約したことだ・・・・。





10年前・・・・。




結城と同じ高校に入学した俺・・・・。




その時、・・・俺は結城とは面識はなかった。




同じクラスの・・・隣の席に居たスッゲーー可愛い子。



入学式を終え親と一緒に帰る時・・・・・。




ある男に声を掛けられた。




違う高校の制服を着た・・・・祐司だった。




最初は誰???って・・・・・




感じだった。




でも一緒に居たお袋は直ぐに・・・・。




「祐司さんーーー、お久しぶりです(笑)(笑)」




そう言ったんだ。





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