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secret
第24章 スクープ

後1時間以上も時間はあったけど・・・。
一緒に過ごす雰囲気でもなかった・・。
私と淳君は身支度を済ませ・・・部屋を出た。
「結城・・・あのさ・・・」
淳君は部屋を出てからエレベーターまで行く道で口を開いた・・・・。
「・・・大丈夫・・・(笑)・・・・気にしないで・・・」
淳君は少し苦しそうな顔をして・・・
エレベーターに乗った。
部屋を出ると・・カウンターにいた園田と堂本がこっちを見た・・・。
「・・・・少し早いようですが・・・・何か・・・・」
堂本さんがそう言うと・・・
淳君が・・・。
「・・・俺・・・・」
・・・・・。
「何でもないんです・・・私が・・・なんか・・・貧血っぽくて・・・」
下を向いて言うと・・・
「淳・・・本当か?」
園田が言った・・。
「いや、・・・俺が・・・・」
ダメ・・変なこと言わないでッ!!
「何もないですッ!!!・・・・私の体調がよくないだけで・・・多分最近仕事もして疲れちゃって・・・」
淳君の手首をつかみ・・・言った。
涼もいなくなって・・・堂本さんもいなくなる。
それで淳君まで居なくなったら・・・。

