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secret
第6章 女が戻った日
ビルの出入り口の方を見ていると、ゆっくり扉が開いた。
・・・・・・・。
そこから出てきたのは
紛れもなく涼と結城だった。
涼は何度も振り返って結城を見て・・・優しく笑っていた。
結城も笑顔でその後ろを歩き・・・・。
出入り口の直ぐ脇に止まっていたリンカーン・・・・。
涼が助手席の扉を開け結城をエスコートし・・・・そのまま結城は助手席に座った。
くっ・・・・・・
くっそぉぉぉーーーー~ッ!!!!!
って、・・・・俺が連れて行ったんだけど!!!
俺は座席を倒し二人に気づかれないよう寝転がって煙草を吸う。
はぁーーー・・・、
直ぐに涼が運転する車は駐車場を出て行った・・・・。
マジーーーー・・・。
一番損な役回りじゃんねッ!!!!!
ったく・・・。