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secret
第30章 嫉妬と欲望

もう一泊できるなんて夢みたい・・・。
羽田から15分ほどでホテルに着いた・・・。
入口には黒服の人が・・・・
「あ、上地様お待ちしてました・・・どうぞ・・」
名前が確認できて初めてゲートが開く・・・・。
「すご・・・・」私は空いた口が塞がらない・・・・。
駐車場に車を止め・・・荷物を持ってロビーへ・・・。
「結城ここ座ってて??(笑)」
「うん・・(笑)」
私は高そうなソファーに腰掛け・・・涼の後ろ姿を見送った・・・・。
・・・・この床大理石かな・・・・
ここって・・・。
話だけ聞いたことあるけど・・・。
確か会員制だったようなッ!!!!
一般の人は泊まれないのかな。
高級感にあふれるフロントとロビーを見渡し・・・
フロントから戻る涼と目が合った。
すると・・・近くに居たボーイさんが私たちの荷物を持ち・・・
「上地様お久しぶりです(笑)」
・・・・。
ここでも顔見知りかッ・・・
涼は笑ってそのボーイさんと話しながら・・・。
私の手を引き・・。
案内されながらエレベーターに乗った。
やっぱ・・。
涼って凄い人なのかな・・・。

