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夢…獏の喰わぬ夢
第7章 現在
本当に寒い。
そこで僕は目覚めた。
二つとも夢だったんだ。
しかし、隣に彼女がいない。また帰ってしまったのか?
飛び起きると、美味しい臭いがした。
彼女は僕のシャツ一枚のまま料理をしていた。
僕の生き物は夢の影響かそそり立っている。
とにかく帰ってなかった。僕は彼女を後ろから抱きしめる。
「おはよう」
「危ないよ。火を使ってるのに。さては、エッチな夢みたな。」
彼女は振り向かずに言う。
「うん、僕達はアダムとイブになってた。」
「まあ裸で楽園にいたの?それじゃあ、刺激がありすぎるわね。」
僕は彼女のシャツをめくり上げ、おしりにズボンを押し当て、彼女の胸に手を回した。
「お腹すいてるでしょ。食べましょ。」
「いやだ、このままくっついていたい。」
彼女を失う夢を二つもみて僕はだだっ子のようになった。
彼女はフライパンから、ウインナーを取り、ふぅふぅと冷まして僕の口に押し込む。
「また、あまりいい夢じゃなかったようね。」
自分も頬張りながらいう。