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夢…獏の喰わぬ夢
第7章 現在

「あなたはそうやって夢を終わらせることが多いの?」
彼女は、sugartoastや目玉焼き等々、料理を僕の口に運びながら話し続ける。
「そうかな。悪夢で目覚めるか、
いい夢はもう少しのところで目覚めるか、
見ていないか、記憶がないことが多いんじゃないかな。」
「死んでしまう夢を見ても構わないわ。
でもね。一つだけ注意が必要なの。夢の中で夢と認識している時に絶望に落ち込んでも、
現実もこんなものさ夢も現実も希望がない。
と何も望まずに拒んでは駄目よ。
魂の行き場を失うわ。」
「魂の行き場?そうするとどうなるの?」
「多分死ぬか、廃人になるわ。分からないけどね。」
「難しいね。
そして蝶の君はどうなるの?」
「好きな花の蜜を味わっていると、突然網に捕まってしまう。
虫かごに入れられて、揺られて花畑から離されるわ。」
「それ、ピンチじゃない。」

